発泡ウレタン
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発泡ウレタンとは
発泡ウレタンとは、ウレタン樹脂に発泡剤を混ぜたものです。
軟質と硬質とがあり、軟質として有名なのが発泡スチロールです。それに対して硬質のものは、主に住宅の断熱材や防音材として使用されます。
断熱材として選ばれる発泡ウレタン
建築物への発泡ウレタンの用途は、主に断熱材としてです。
発泡ウレタンは断熱効果に優れており、熱伝導率が低い・形が崩れにくい・水分に強いなどの理由から、グラスウールに代わる断熱材として注目されています。
グラスウールとの比較
熱伝導率が低い
発泡ウレタンはグラスウールと比べて、明らかに熱伝導率が低く熱を通しにくい素材です。
そのため、従来の8割程度の厚みで同等の断熱効果を発揮します。
形が崩れにくい
グラスウールの弱点の1つに、柔らかくヨレやオチが発生してしまうということがあります。
発泡ウレタンの場合、吹付けによりウレタンが接着されますので、隙間があいたり、落ちて取れてしまうということがありません。
また、時間がたっても断熱性能が落ちにくく、古くなった状態でも高い断熱性能を発揮します。
水分に強い
グラスウールのもう1つの弱点は、水分に弱いことです。
住宅の気密性は高まっており、壁内結露などの影響でグラスウールの断熱性能の低下やカビの発生などが問題となっています。
一方、発泡ウレタンは水分に触れても断熱効果が薄れることはありません。
防音材としても
発泡ウレタンは気密性が高いため防音にも寄与します。
発泡ウレタン単独ではそれほど強い防音性能とはならないですが、防音シートなどと併用することで比較的容易に防音室を施工することが可能になります。